用途
ほとんどの種が観賞用として栽培されている。 栽培の歴史は古くすでに古代エジプトですでに行なわれていたといわれている。 ジャスミン(ヤースミーン)という語はペルシャ語に由来し、中近東から欧米では女性の名前としても用いられる(ジャスミン (曖昧さ回避)参照)。
ソケイとマツリカの2種については香料原料として大規模な栽培が行なわれている。
ソケイは16世紀中ごろからフランスのグラースで香料原料として大規模に栽培されるようになった。 現在では主な産地はエジプトやモロッコ、インドなどに移っている。 花は夜間に開くので、開ききった明け方に人手により摘み取られ、有機溶媒による抽出が行なわれる。 抽出後、溶媒を除去するとコンクリートと呼ばれるワックス状の芳香を持つ固体が得られる。 これをエタノールで再度抽出し、エタノールを除去したものが、香料として使用されるジャスミン・アブソリュートである。 花約700kgからジャスミン・アブソリュート1kgが得られる。 ジャスミン・アブソリュートを使った香水としてはジャン・パトゥ社の『Joy』が著名である。
マツリカは中国南部、台湾、インドネシアなどで栽培されており、ジャスミン茶の着香に使用される。 マツリカも夜間に花が開くが、摘み取りはまだつぼみの状態の昼間のうちに行なわれる。 これを夜間に花が開き始めたところで、茶葉と混合して着香する。